心優の愛しい徒然nikki

心優の日記です。

小説より面白く感じた歴史本に書かれている史実

最近は紙の本自体あまり読まなくなってきたのですが、友人のおすすめで読んだ歴史小説が興味深かったので、実在した主人公が本当はどんな感じだったのか知りたくなり、図書館で探した歴史本も読んでみました。
かなり教科書的な本で最初は専門用語がわからなくて斜め読みだったのですが、一通り目を通したら小説に書かれている内容は相当史実と違っていることがわかって、作家が創作した話を読んで歴史を知った気になるのは危険なことがわかりました。
逆に史実のほうが作り物の小説より人間関係が面白く感じられるところがあって、歴史に興味がある人は先に小説を読んで先入観を持つより、研究書とかを読んだほうが良いような気もしてきました。
友人がおすすめしてくれた小説に悪役として出てきた歴史上の人物にはちゃんと子孫の人がいることも知って、その人たちがご先祖様があまりに悪く書かれている内容を知ったら嫌な気持ちがするだろうなということも気になるようになりました。
私が子孫だったら名誉棄損で訴えたいほどの嫌な感じで書かれていたので、その点にも史実を元に創作する難しさがあることがわかりました。
物語には悪役が必要なことはわかりますが、実際には単純に善と悪で分けられないことが多いだけに、創作物で知った内容で物の見方が偏るのも怖いです。